英単語を覚えられない…
interpreter(翻訳家)、engineer(エンジニア)、university(大学)のような、中学1年生で出てくるようなわりと基本的な単語さえ、単純暗記に苦しむ、というような生徒さんは実は少なくないです。
どうも、文字が記号のように見えるようです。
それを克服するのは皆大体同じやり方。
「手」と「目」で覚えるという方法です。単語を覚えられない(1)でも書きましたが、つまりは書きまくる作業を通して覚えます。
「手」を使って、1冊目のノートが真っ黒くなるまで、声に出して発音しながら何十回と書き、それを一覧にまとめた別のノートまたは付箋類を、スキマ時間に何度も見直すことで、「目」で確認していきます。
本人の覚悟が相当必要な勉強方法です。
「自分は覚えられないから、他の人の2倍も3倍も単語をやらないといけない。」
という自覚と行動力が不可欠です。
中1、中2くらいまでの単語をこの方法で徹底的に定着させていけば、その先は不思議と開けてきます。
自分なりに英語の正書法に慣れ、単語のクセや接頭辞などについても理解し始め、覚えるのが徐々に、徐々に、早くなっていきます。
正書法とはこういうもので、英単語にはこういうクセがある、という講釈を垂れることも徹底して易しくやれば、有効なのかもしれないという気もしています。
ただ、この「英単語のクセ」を体系的に説明するのはなかなか講師の知識量が問われる大変なことです。発音と密接に絡んでくる分野です。
うまいこと「英単語の綴りのクセと発音」についてまとめている参考書はないかなと、日々探してもいますが、知識の断片的な解説が、あちらこちらの教材に散らばっているばかりで、求めている参考書を見つけたことはないです。
綴り(spelling)について述べている英語の論文などは多くあるようなので、チャンスを見つけて2、3読んでみたいものです。
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